前回、“顔”や”髪の毛”など主に女性の身体のパーツに対する性癖をご紹介させていただきました。

それぞれフェティシズムを感じる部分が違うだけでなく、行為にも独自のやり方があることを知っていただけたのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、プレイ方法に強いこだわりがあるお客様とのエピソードです。ひと癖もふた癖もある内容ですので、ぜひ楽しんでいってくださいね。

 

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4名の印象深い“特殊な性癖”

フェ◯チオ・オールナイト

こちらのお客様は60歳の殿方で、普段は生徒を導く学校教師。遠くのご自宅から数時間かけて会いにきてくれるというストイックさは、プレイにも表れていました。

毎回5時間からそれ以上のロングコースで予約を入れてくれるのですが、数年間は極太ディルドや一本鞭、などハードなプレイ内容でした…。

そしていつしか、長年患っている持病が悪化してしまい、歩くことも負担になってきたようでした。薬の副作用で勃起はせず、射精まで至るのも数えられる位に…。

 

それでもお客様の「SMをしたい」という欲求は強くなるばかり。

 

やがて私がお店を辞める時期が迫ってきましたが、その最後の半年間ほどはこんなプレイが続きました。

 

それは、“最初から最後までペニスを咥え続ける”というもの。

 

口を離すことが許されるのは、トイレと食事の時のみ。夜遅くに予約をいただくこともあり、お客様も私も途中で眠ってしまうこともありましたが、それでもなるべく口に含み続けました。

ご奉仕の最中に時々感じ取れる、頭をなでる彼の手の温もり。穏やかな時間を過ごすことで、きっと満足していただけたのではないかと思います。

「いつまでも女性に触れていたい」という彼の熱い想い想像すると、今でもちょっぴり切なくなります…。

 

電話越しの寝取りプレイ

それはとっても危険で刺激的なご要望でした…。“寝取られ好き”というプレイの紹介です。

「寝取られる」とは「自分のパートナーが他の男性に誘惑されて身体の関係を持ち、最終的には別れることもある」状況です。

実際に“寝取る”わけではなく、マンネリを防ぐためにお互いの合意のもと「パートナーが他の相手と性行為をするところを見たり想像して愉しむ」カップルも現実にはいるようです。

 

私のお客様にも、そのような想像が好きな方がいました。

 

呼んでいただいたのは彼の住むアパートで、男性の友人と同居しているようでした。

ご友人が外出している間にデリヘルを呼ぶというだけでも中々のツワモノですが、それ以上にプレイが刺激的。

 

それは、“携帯電話で私のパートナーに電話をしながらプレイをする”というものです。

 

お客様は、私のパートナーに知られずに私を“寝取っている”という背徳感に何よりの興奮を覚え、道具などを使うよりもこのプレイに夢中。

実際に私はパートナーに電話をかけ、バレないように最初は喘ぎ声を堪えるのに必死でした。するとお客様はさらにその状況に背徳感を感じ、いつも以上に身体が熱くなったのです。

その後もこのプレイを何度かしましたが、果たしてパートナーにバレずにいられたのか…。

それは、あなたのご想像にお任せします。笑

 

緊縛マニア

こちらのお客様もプレイはご自宅派。玄関を開けた瞬間に目の前に広がったのは、見たことのない空間でした。

壁づたいや柱、床の至るところにアイビーなどの観葉植物が張り巡らされ、天井に設置されたポールには山ほどの縄が掛けられていました。

丁寧になめされたものや、身体に映える赤や紫色の縄などなど…。

 

聞くとお客様は、自宅にマニアを集めて同好会のようなものを開催するようなこともあるとか…。

彼の緊縛に対する愛情が感じられ、「自分の住まいにもSM部屋が欲しい」と夢を見ていた私には羨ましく感じられました。

やはりその熱意は本物で、緊縛も本格的だったのをよく覚えています。その日は私もいつの間にかプレイに酔いしれていました。

 

僕は世紀のアイデアマン！

お会いする度に新しいプレイを考えてきてくださるお客様もいました。ドラえもんのポケットのようにアイデアが次から次へと出てくる、その名も“アイデアマン”！
 

私が「面白いことがしたいよー」と言うと、「どこでもSM～！」と様々なアイテムを持参してきてくれるのです。

 

例えば…

●女体盛り・・・刺身を全身に並べます。写真映えを意識して、盛り付け方はより美しく。

毎年クリスマスには、フルーツやクリームなどでデコレーションを施しました。

 

●活け花・・・百合やバラなどを局部に一輪差し、もしくは活け花のように何本も差し込んでいく…というなんともマニアックなプレイ。
 

●ヘリウムガス・・・互いにジョークグッズのヘリウムガスを吸って一時的に高くなった声のままプレイをする…という、気持ち良さよりギャグのような面白さが勝るプレイ。

 

●何でも入れてみる・・・これはもうそのままですが、局部に入りそうなものをとにかく入れてみる…というもの。ソーセージ、玉こんにゃく、うずらの卵、ミニトマトなどに挑戦しましたが、実は出す時も楽しかったのです！

 

と、このように彼の想像力には毎回驚かされるばかり。ただ一方で、私も味わったことのない快楽を経験でき、その意外性を楽しむことができました。

最後に

いかがでしたか？  このように、漫画やドラマで見るようなプレイが現実にもおこなわれていることが分かっていただけましたでしょうか。

改めて思い返してみても、SMやフェチの世界が奥深いことを再認識しますね。また今後も、このような特殊な性癖のプレイをご紹介する記事を書ければと思いますので、楽しみにしていてください。

 

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