はじめに

 

性風俗業に於いて、リピートや本指名に繋げていくためのテクニックの一つに「色恋営業」があります。
一般的に「色恋」は、男女間の恋愛や情事を意味し、「色恋営業」はキャス トがお客さまと疑似恋愛するような営業スタイルを指します。「色恋営業」 を略して、「色恋(いろこい)」や色営(いろえい)」と呼ばれる事もあります。

今回は、お客さまに恋愛感情を抱かせリピートに繋げる「 色恋営業」を使用する際のリスクや注意点にスポットを当ててお話しいたします。

 

「色恋営業」がリピート率を上げる理由

 

多くの男性は女性を口説き落とす際に狩猟本能を駆り立てられます。 中には興味がある女性を追いかけても、手に入ったと感じた途端に追いかけるのを止めてしまう方もいます。また生殖本能として、多様性のある子孫を残すために、複数の女性と性的関係を望む方も少なくありません。 そして男性は女性よりも、性的な事を考える時間が長く、自慰に費やす時間も多く、性欲も強いとされています。

男性の性欲が強いからこそ性風俗業が成り立っていると言っても過言ではありませんが、従事する女性にとって「熱しやすく冷めやすいタイプ」や「複数の女性と性的関係を望むタイプ」の男性にリピートし続けてもらう事は容易ではありません。

そこで「 色恋営業」です。お客さまに恋愛感情を抱かせ、追いかけさせる方法が有効になってくるのです。

 

【色恋営業の成功例／男性心理の変化】

①恋愛感情を抱く
②信頼関係ができる
③マンネリ化せずに刺激がある
④時間的な物足りなさを感じる

物足りなさを感じる事によってリピートの頻度も高くなるでしょう。しかし故意に恋愛感情を抱いてもらう際には、リスクを伴う事を念頭に置く必要があります。さじ加減は非常に難しいため、相手の心理や特徴を理解する事から始めましょう。

 

「色恋営業」をする上で気をつけるべきリスク

 

「色恋営業」によって生じるリスクは、早めに察知する事が大切です。

・風俗を辞めるよう促す
「お店を辞めてほしい」「風俗以外で働いてほしい」

・嫉妬心や独占欲が湧く
「付き合ってほしい」「自分以外と性的な事はしてほしくない」

・行動を監視する
「誰とどこにいるの？」「なぜ電話にでないの？」

・ストーカーになる
待ち伏せ、自宅侵入、脅迫的な連絡など

父性本能や憎悪、復讐心からストーカーになる場合もあります。全てのお客さまに恋愛感情を抱いてもらうのではなく、リスク回避のためにしっかりと見極めましょう。リピートに繋がったとしても、トラブルを起こされるなど、休業せざるを得なくなったり、メンタルが病んでしまっては元も子もないのです。

 

ストーカー気質な人への「色恋営業」は危険！

 

予めストーカー気質な人の特徴を把握し、以下に当てはまる特徴が多い場合や、行動の監視や返信の催促などの兆候がある相手とは、距離感を保ち「色恋営業」は行わないようにしましょう。

 

【ストーカー気質な人の特徴】

・頭の回転が速い

・執着心が強い

・相手の事を全て知りたがる

・被害妄想的な思考になりやすい

・相談できる友達や恋愛経験が少ない

・プライドは高いが、自己肯定感が低い

・自己愛と承認欲求が強い

など

 

自分を受け入れて貰えないと攻撃的になったり、好意が憎悪に変貌してス トーカー行為に繋がる恐れがあります。上手く受け流したり、丁寧に断っ たり、行き過ぎた言動になっている場合はその事に気付いてもらう必要があります。状況次第では、一人で解決しようとはせずに周りに相談して下さい。

 

女性がハマりやすい猪突猛進型の恋愛をする男性に注意！

 

「色恋営業」の中で、自分がお客さまを本気で好きになってしまう事もあるため、恋愛体質の女性は十分に気を付けましょう。 中でも、運命だと一目惚れのように短期間で恋が燃え上がる猪突猛進型の男性には警戒して下さい。「 愛してるよ」「君だけだから」と言葉や態度に表して熱心に口説きます。

 

【猪突猛進型の男性にハマりやすい女性の特徴】

・押しに弱く、はっきりと断れない

・疑う事を知らず、信用しやすい

・社会経験が少なく、世の中の事情に疎い

など

 

一方的に尽くす人の中には、見返りを求めている事があります。 「何回も指名しているのに」というような「してやったのに」「誰のおかげで」には注意が必要です。

 

最後に

 

「好きになってしまったお客さまから、風俗を辞めて付き合ってほしいと言われているが、どうしたらいいか?」

 

冷静さを見失いそうになっている時は、性風俗業を始めた理由を明確にしましょう。これから始める方も、なぜ性風俗業なのか？ を自分に問いかけて下さい。お金を稼ぐためであれば目標額を決める、そして目標額を達成したお金は何に使うのか？使った後はどうするのか？ 明確な目標があれば、「色恋営業」と「プライベート」に線引きができ、お客さまの言動に振り回される事なく冷静に判断できるはずです。

 

性風俗業を「何となく」の理由で始めた女性も少なくありません。何となく働き、何となくの収入を得て、何となくのまま歳を重ねてしまうと、気が付いた時には性風俗業での働き口や収入がなくなる事もあり得るのです。「何となく」「どうにかなる」よりも「短期目標」「長期目標」を持ちましょう。

見えるもの、感じるもの、得るものが変化していくはずです。

 

 

 

 

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