皆さんは夜のお仕事はどのくらい長く働いていますか？  風俗のお仕事はどのくらいの期間働いていますか？  もし長く働けている方がいましたら、このお仕事が合っていて、さらに正しい働き方ができている証拠でしょう。

そこで今回はこの業界で長く活躍するために欠かせない、内面について。そのコントロール方法などを私の経験からお話いたします。

風俗のお仕事は自営業と似た環境

長く夜職に関わった私は、このお仕事は自営業と変わらない職種だと実感しました。フリーランスのお仕事も近いかもしれません。

そんな私は過去に会社員や昼職のアルバイトも経験しており、その頃と比較すると会社に守ってもらえる立場ではなく、「稼げる稼げないは自分次第」という点を実感していました。

一方で、頑張れば頑張った分だけ収入が増える、ということも経験しました。その点では自由度は高いと言えますよね。

そんな環境だからこそ、自分を強く持ってすべての危機管理をしなければなりません。それでは、どうやって自分を守りながらお仕事をしていくかをお伝えしましょう。

心のゆとりが大事

このお仕事は心のゆとりがある方が、長く続けられます。そのためいい意味で鈍感で、物事を受け止めすぎない性格がメリットをもたらします。

例えば悪気なくお客様が発した一言をいつまでも気にして引きずってしまう…。そうすると心のゆとりがなくなって、自分自身を追い込んでしまいます。

そうした何気ない一言や言動はすぐに忘れて、次に進める方が気持ちの切り替えや整理がしやすいことでしょう。

自営業の方も同様かもしれません。例えば飲食店で「今日は雨だから売り上げが悪かった…」そんな日もあるでしょう。「また天気のいい日にたくさんのお客さんに来てもらおう」と思えるかどうかで、メンタルの健康が変わると思うのです。

身近な味方、スタッフさんに頼る

デリヘルのお仕事の中でも「高級店」となれば、お客様はプレイ以外にも癒しの空間を求めてお店を利用されます。

そんな時、こちらの心にゆとりがなければ、お相手に癒しを与えることはできません。

私は現役の時、どうしてもイライラする事や悩む事が多く、そのことでストレスを感じていました。

ある時、そんな私に気づいたお店のスタッフさんが声をかけてくれて、「今はメンタルが辛い時期です」と素直に打ち明けることができました。

親身になって私の悩みを聞いてくれたこと「自分らしく頑張って」と言ってくれたこと、たったそれだけで私は元気を取り戻すことができました。

皆さんも心が落ち着かない時は、一人で抱え込まずにスタッフさんに相談してみるといいかもしれません。

休息はしっかり

仕事では、身体も頭も使う仕事なので内面のコントロールをするには休息も大事です。休息をしっかり取る事でメンタルがコントロールしやすく、その結果、内面を磨こうというエネルギーを作りやすくなります。

かつての私は、休日には少しの時間でも「しっかり考える」時間を作るようにしていました。

今の私はどうか。お客様との関係性はどうか、お店との関係は良好か…などを自問自答することで、いい点にも悪い点にも気付けるようになったのです。いろいろな事が効率良くできるようになったのを覚えています。

今の自分を見定める「書く」という作業

先ほど、考えることについてをアドバイスしましたが。実はこの「考えること」が苦手な方もいると思います。

実は私も「考えること」が苦手で、考え事をすると頭が重くなったり眠たくなって寝てしまうことが多いタイプでした。

そんな時は、書くことで気持ちを整理することができました。

今思っていることを書き出してみて、その一つ一つに「なぜ？」と記すのです。それを眺めていると、心が整理できながら何をするべきか、どう対応するかが見えてきます。

自分が納得するまで「なぜ？」の問いかけを繰り返すことで、頭の中を整理することができるようになったのを覚えています。ぜひ考えることが苦手な方は試してみてください。

自分自身のことを「なぜ？」で見つめ直す

最後に、本指名が取れずに悩んでいる方へ。これも内面のズレが原因かもしれません。こちらが提供する接客とお客様が求めているものが、そもそもズレていたら？  次のご指名には繋がりませんよね。

お客様のこと、自分自身のことを見つめ直して、お客様が理想とされる接客を取り入れてみてはどうでしょうか。

繰り返しになりますが、このお仕事を続けていくために必要なことは「心のゆとり」です。

そして「なぜ？」を繰り返して自分の気持ちを綺麗にしてください。

私自身は、風俗を辞めた今でもまだまだゆとりを持てない事はよくあります。「こんなに頑張ってるのに！」「なんで自分だけ！」と思わずに、周りに頼ってみることで広がる世界があります。

ぜひ皆さんも、前向きな毎日が過ごせるよう、心のゆとりを大切にしてくださいね。

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