みなさん、こんにちは！

マダム麗奈グループの松井忠司です。

今日は僕が、以前に麗奈ママから教えていただいた。
 

●矢澤麗奈が大切にする“美意識”とは

●美しい女性の本質とは

●余韻の演出、心を揺さぶる“おもてなし”とは

について、ご説明したいと思います。

どうぞ、最後までご覧ください。

◆フランスでの貴重な体験

2013年の春、僕たちは研修旅行でフランスに来ていた。

「来たぞ！フランスー！！」

「いやー！最高だね！」

「そういえば、フランスって、世界有数の観光大国なんでしょ？」

内勤スタッフの吉村君が僕に話しかけてきた。

「そうだよ！エッフェル塔でしょ、モナリザで知られているルーブル美術館でしょ、ヴェルサイユ宮殿に、修道院のモン・サン・ミッシェルもあるし…、とにかく、有名な観光スポットがたくさんあるんだよ！あ、そうそう！ナポレオンの故郷であるコルシカ島もフランスなんだ！」

「すごいね！」

「でもさ、二泊三日しかないから全部は回れないよ～！」

「確かにそうだね…」

「ちなみに、首都のパリには有名なファッションブランドがたくさんあってさ、麗奈ママが大好きなシャネルもその一つなんだ。」

「へぇ～、そうなんだ～！」

今回の研修旅行の目的は３つ。

ママが、「マダム・クロード」の本と出会ったリヴォリ通りにある書店にいくこと。そして、「マダム・クロードの館」が生まれた場所、シャンゼリゼ通りを歩いて、歴史を肌で感じること。最後は高級レストランで、最高のサービスを受けて、一流のホスピタリティを体験することです。

それ以外の時間はもちろん自由に観光していいってことになっています。

初日、セーヌ川の対岸にある「シャングリ・ラ ホテル パリ」にチェックインしたあと、観光を終えた僕たちは、ホテルにあるレストランでフランス料理を堪能しました。

引用：ティースタイル

その後はバーに移動して、それぞれが今日感じたことを思い思いに語りはじめます。

そのあとは雑談になり、自然に仕事の話へと移っていきました。

◆矢澤麗奈が大切にする“美意識”とは

みんなチャンスと思ったのか、麗奈ママへの質問タイムが始まりました。

まずは内勤スタッフの吉村くんが口を開きます。

「ママはとても美意識が高いですが、それはいつからなんですか？」

「いつからだったかな…、そうそう、失恋がきっかけだったから高校一年生のころかな…」

「ママが失恋ですか！？」

「そうよ、私だって失恋の一つくらいしたわ…」

「えっ、ええっ…ッ！？」

「うふふ、そんなに驚かなくても…」

「じゃあ、失恋がきっかけで高い美意識を持つようになったんですね…」

「そうね、あの当時の私は少し太っていたの…」

「ママが太っていたなんて信じられません…」

「ありがとう、でも本当のことよ…。一つ年上でサッカー部の大好きな先輩がいてね。放課後に待ち伏せして告白したの。」

「へぇ～…」

「見事に振られたわ、他に好きな人がいるって言われて…。でも、後日その先輩の友達から聞いたの…、『太った女の子は無理なんだ』って言ってたぞって！それからかな、火がついたのは…、絶対に綺麗になって見返してやるって！」笑

「そうだったんですか…」

「うん、その後は独学で勉強して綺麗になる方法をいろいろと試していったの…」

「ママ、美意識を継続して保つ方法ってあるんですか？」

「あるわよ…」

「えっ？なんですか？」

「それはね。常に異性を意識することかな…」

「異性を意識ですか？」

「そう、それは夫や恋人でもいいし、もし、いないなら好きな芸能人でもいいわ。常にその人に見られているという意識を持って、いつ会っても大丈夫なように“美”をキープしておくの…、360度どこから見ても美しく、油断しないことかな。」

「それって、疲れませんか？会長の前でもそうですか？」

「そうよ、最初は頑張ったけど、そのうち習慣になるから大丈夫。繰り返していくうちに、自然にできるようになるからね。歯磨きと一緒かな。」

「なるほど…」

「心理学者のウィリアム・ジェイムズの名言にもあるでしょ？心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」ってね。

「そうか、美意識は24時間365日、自然に持ち続けるってことですね…」

「そうよ…」

 

◆美しい女性の本質とは

「ママ、美しい女性の本質って何ですか？」

「本質っていうのは、生まれつき備わっている性質のことよね…」

「例えば、幼少の頃から綺麗好きだったり、素直で飲み込みが早かったり、努力することが好きだったりね…」

「なるほど…」

「だから、美しい女性の本質っていうのは、綺麗になるためのポテンシャルが高いってことになるわね。」

「例えば、体温が1度上がると、基礎代謝が10%以上あがり、痩せやすい身体になるの。だから、夏でも身体を冷やさないように『温かい飲み物を飲んだ方がいいわよ』と、教えたとする。でもね、素直に実行しない人もいるの。」

「素直さがない女性もいるのですね…」

「残念だけど、そうね…、ちなみに免疫力も5倍以上あがるし、逆に体温が１度下がると免疫力は30％も低下するのよ…、身体を冷やさないことって、健康なカラダづくりには必要でしょ？」

「知らなかったです…」

「だから、美しくなれるかもしれないという方法があれば、まずは素直に取り入れてみることね。その上で、自分に合う合わないもあるから、もし合わないと思ったら潔くやめていいと思うの。そして、もし合っていると思えたら続けるべきよね。」

「そうですよね～」

「誰もが最初から美しかったわけじゃなくて。様々な方法を素直に取り入れて、試しながら検証し、自分に合っていれば継続した結果、美しくなっていったってことになるわよね。」

僕はママの話を聞きながら思った。

美しい女性の本質とは“性質”のことで、生まれつきその人に備わっているものなんだと。

まずは基礎となる素直さ。そして「良い」「悪い」の判断力。最後に継続力が必要になるんだと…。

◆余韻の演出、心を揺さぶる“おもてなし”とは

次に支配人の武田さんから質問が飛んだ。
 

「ママ、この前、お客様からクレームがあったんです。」

「えっ？どういったクレーム？」

「はい、ご紹介した女性は『佐山未来』さんといって、入店したばかりだったのですが、お客様がおっしゃるには、『彼女はとても美しいのだが、接客が事務的で冷たく感じてしまった』と…」

「そうなの…」

「こういったケースはどのように教育すればいいのでしょう…。余韻の演出や、心を揺さぶる“おもてなし”の方法があれば教えていただきたいのですが…」

「事務的に感じてしまったということは、まだ接客に慣れてなくて、マニュアル通りに進めてしまったような気がするわね…」

「そうかもしれません…」

「その子は伸びしろがありそう？素直な女性？」

「はい、とても素直で真面目な女性なので、育てがいがあると思います。」

「そう、それじゃあ、こう言って教えてあげて…」

ママの言葉を以下にまとめました。

1.マニュアルは大切だけど、あくまでも基本でしかない

マニュアルはとても大切だけど、世の中には様々な性格の男性が存在します。すべてのお客様にマニュアル通り進めても、うまく行かないのは当たりまえ。柔軟性を持ってお客様に合わせた接客方法を心がけましょう。

例えば、静かで大人しいお客様だった場合は、優しく手を取って「一緒に●●しましょう」とご案内したり、自己中心的で命令口調なお客様だった場合には「一緒に●●してくれたら私は嬉しいです」と言って甘えてみたりね。

2.余韻の演出は大事

そもそも“余韻の演出”というのはサービスを受けたあとに心に残るようにするための方法のことなんだけど、一番大切なのは、プレイが終わった後のピロートークかな。

もちろん時間に余裕のあるお客様に限られるけど、すぐにシャワールームに行くんじゃなくて、ベッドの上で横になりながら二人で会話を楽しんで余韻に浸るの。

このとき、腕枕をお願いしたり、身体をできるだけ密着させておくことが大切よね。手のひらをお客様の胸やお腹、腕などに置いてみたり、ゆっくりと擦ってあげたりしながらお話しすると喜ばれるわ。

これは、以前に人気のあるレディがやっていたことなんだけど、お会いしてすぐにアロマを焚く許可をいただいて、部屋をいい香りで満たしてあげるんだって。このサービスは個人でやっていたらしく、お店のマニュアルには載っていなかったけど、とてもお客様には喜ばれたらしいの。

香りは記憶に残りやすいからね。あとは、照明の調節やお酒など。細かく言えば“余韻の演出”方法って、たくさんあるわよね。

3.心を揺さぶる“おもてなし”とは

心を揺さぶる “おもてなし”はとっても大切よね。そもそも「おもてなし」というのは、心を込めてお客様を“もてなす”って意味でしょ。感動していただいて、心が揺さぶられるような記憶に残る接客をしないといけない…。

そのためには容姿端麗で性格がよく、清潔感があって品のある装いをしていることは当たり前として、それ以外にも大切なのは“想像力”よね。

はじめて会ったお客様の場合だと、挨拶を含めて５分以内にその人がどういう人物なのかを判断する。そして何を求めているのかを常に想像しながら先回りで行動することが大切。あくまでも自然にね…。

例えば、ワインが空になる前に継ぎ足す。タバコを咥えたタイミングで火をつけてあげるなど…。想像力を働かせることで「このレディの気づかいは本当に素晴らしい」と思っていただけるからね。

4.話し上手は聞き上手

これは、接客業にとって大切なことだから話しておくわね。お客様と会話をするときは、必ず相手の目を見て真剣に話を聞くこと。このとき、お客様の手の甲の上に自分の手を重ねたり、膝の上に手を置いて聞くことで、好意が伝わるからやってみて。

ただし、ずっと目を見つめていると、お互いに照れてしまうから、ときどき眉や鼻に視線を移動すること。そして意識して欲しいのは、お客様に８割、自分は２割という感覚で話をすること。お客様の話を優先しながらも自分の意見も織り交ぜて話すと、しっかり聞いてくれているんだなという印象を持ってもらえるから。

また、会話をするときは向き合って座ってはダメ。対立的な印象や緊張、警戒心を与えてしまうから。

昔、ミラーリング効果というものがあったわよね。相手がコーヒーカップを持ったら自分もコーヒーカップを持つなど、相手の仕草を鏡に映すように自分も真似ることで、良好な人間関係を築くという心理効果のことなんだけど…。

これはやめた方がいいわ。

なぜなら、既に広がりすぎちゃって、特に富裕層の方々のほとんどが知っているから「あ、この女性は、ミラーリング効果を使ってるんだ」と見え見えになってしまうの。

だから、私がおすすめしたいのは、２つ。

一つはお客様と“顎の動き”を合わせること。あくまでも自然にね…。

聞き上手になるためのテクニックの一つなんだけど、お客様が話しているときに顎の動きを観察しながら自分も同じ動きをするの。

例えば、お客様が頷いたら自分も頷くようにする…。こうすることで安心感や信頼感を抱いて、人間関係が深まる可能性があるのよ。

あと一つはね。

聞き上手の定番「さしすせそ」ってわかるわよね。

【さ】…さすがです！

【し】…しりませんでした！

【す】…すごいですね！

【せ】…センスいいですね！

【そ】…そうなんですね！

ただ、これも知らない人なんていないくらい知れ渡っているから、私からの新しい提案。

それは、聞き上手のSOS。

【S】…すごいですね！

【O】…おどろきました！

【S】…すばらしいですね！

シンプルにこれだけでも覚えておいて、相づちで使ってみましょう。

◆まとめ

最高級店に従事する女性の美学…。

いかがでしたか?

やはり、最高級店になると、女性は外見だけでなく、内面の美しさ、そしてテクニックも必要になりますよね。

今回、麗奈ママから教えていただいたことを参考にして、更なるステップアップを目指してください。

挑戦することはとてもいいことだと思いますよ。

私が尊敬している会長も以前、こんなことを教えてくださいました。

「挑戦すると失敗する」

「失敗すると成長する」

「成長すると成功する」

なんていい言葉なんでしょう。

以上、最後まで御覧戴きまして、誠にありがとうございました。

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