「気分が落ちやすい」「ストレスが溜まってしんどい」と感じ、仕事の活力や意欲がわかずに悩んでいる方はいませんか？

もしかするとそれ、冬の寒さや日照時間の減少でストレスが溜まっているのかもしれません。

本記事では、冬にストレスが溜まりやすくなる理由やメカニズムを解説するとともに、その対策方法をご紹介します。

 

 

冬になると気分の落ち込みやストレス蓄積を招きやすくなる理由

冬は日照時間が短いためセロトニンの分泌量が低下したり、快適に過ごしにくかったりするなどストレスが溜まりやすい季節です。

セロトニンとは、ドパミンやノルアドレナリンを制御する作用により精神の安定を担っている脳内神経伝達物質の一種。日光浴をすることでセロトニン神経が活性化され、分泌が促されます。

 

ストレスが及ぼす心身の悪影響

ストレスが及ぼす心身の悪影響は、以下のようにたくさんあります。

 

1.暴飲暴食

2.飲酒の増加

3.吹き出物などの肌荒れ

4.便秘や急性胃炎などの消化器系の病気

5.冬季うつ病を発症する

6.血行不良を招き肩こりや頭痛などを起こす

 

では、一つずつ解説します。

 

暴飲暴食

ストレスで暴飲暴食をしてしまうのは「ノルアドレナリン」の分泌の増加が原因です。

ノルアドレナリンは食欲を増進するホルモンで、ストレスで食欲を抑えるセロトニンが減少するとノルアドレナリンが増加し、食欲が抑えられなくなります。

加えて、セロトニンの分泌量を低下させる「コルチゾール」の分泌増加も原因の一つ。

コルチゾールはストレスを感じると分泌されるストレスホルモンの一種で、ストレスを感じ分泌量が増えるとセロトニンの分泌量を下げてしまい、暴飲暴食に走りやすくなるのです。

 

飲酒量の増加

趣味がない方やお酒が好きな方は、ストレスから逃れるため飲酒量が増加する傾向にあります。しかし、飲酒量の増加はさまざまなリスクがあるのです。

・うつ病や不安障害のリスクを上げる

・睡眠の質を低下させる

・衝動的な行動を取りやすくなる

適量のお酒は不安を緩和したり、ストレスが解消されますが、適量を過ぎると脳が分泌するホルモンに悪影響を与えるようになります。

吹き出物などの肌荒れ

ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱すため、吹き出物などの肌荒れを起こしやすくなります。

自律神経は肌の新陳代謝機能に関わりがあるため、バランスを崩すと新陳代謝が低下します。

また、ストレスによりホルモンバランスが乱れ男性ホルモンの分泌量が優位になると、皮脂の分泌量が促され吹き出物ができやすくなるのです。

 

便秘や急性胃炎などの消化器系の病気

ストレスは胃腸機能の低下を起こし、便秘や急性胃炎などの消化器系の病気を引き起こすことがあります。

胃腸機能は自律神経が関わっており、ストレスを受けて自律神経の働きが弱まるとそれに伴って胃腸機能も低下します。

 

冬季うつ病を発症する

冬季うつ病は、名前の通り冬に発症するうつ病で、冬以外の季節は元気なことが多いです。

20代前後の女性がかかりやすい傾向にあります。

 

＜症状＞

・気分が落ちやすい

・やる気が起きない

・趣味や遊びが楽しめなくなる

・イライラしやすくなる

・疲れやすい

・起きられなくなる

・睡眠時間が長くなる　など

毎年発症する方や症状が重たい方は、精神科や心療内科で治療を受けることをおすすめします。

 

 

血行不良を招き肩こりや頭痛などを起こす

過度なストレスは血行不良を招き、肩こりや頭痛を引き起こしやすくなります。

血行不良で肩こりや頭痛を起こすのは、筋肉の血流が悪くなって老廃物や痛み物質が蓄積するからだと考えられています。

 

冬のストレスを吹き飛ばせ！ 元気に仕事するための方法

冬のストレスを吹き飛ばして元気に仕事するための方法を4つ紹介します。

 

日光浴でセロトニン分泌を促す

東洋医学の考えでは、冬季うつやストレスの溜まりやすさは季節による陰の気が高まることが原因としており、陽の気を補うためにも太陽の光を浴び、その効果でセロトニンの分泌を促しましょう。

 

ストレスに効く食べ物を食べる

薬膳の考えとして、不眠や不安感、集中力の欠如が気になる方、イライラや強い緊張感、情緒不安定な方にはこちらがおすすめです。

 

＜不眠や不安感、集中力の欠如＞

卵、牛乳、ナツメ、ゆり根、カキなど

 

＜イライラや強い緊張感、情緒不安定＞

柑橘類、チンゲンサイ、セロリ、ピーマン、シソ、パクチーなど

 

腹式呼吸で副交感神経を優位にする

腹式呼吸は、副交感神経を優位にする効果があるためストレス解消に役立ちます。次のように行ってみてください。

 

＜やり方＞

1.アグラを組む

2.手はひざの上にのせ、手のひらを上にして親指で丸を作る

3.目をつぶる

4.息を吐きながらお腹を凹まし、吸いながらお腹を膨らませる

5.呼吸に集中し、吸った空気が全身を巡るイメージで5回ほど行う

 

最後に

特に冬は、寒さや日照時間の減少によりストレスが溜まりやすい季節です。

加えて、心身にも悪影響がおよび、仕事の意欲が低下したり飲酒量が増えたり、また肌荒れしたりすることも。。

そのような状態ではせっかく指名がいただけても、お客様に満足いただく接客ができないかもしれません。

大切なお客様と長くお付き合いを続けていくためにも、できることから取り入れて、意欲的にお仕事ができる体を手に入れましょう。

 

 

 

 

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