夏はもちろん、秋になっても外出の際には日焼けのケアが欠かせませんよね。ギラギラの太陽からお肌を守るための紫外線対策となるとサングラスや日焼け止めをイメージしますが、実は体の内側からもケアが出来るのをご存知ですか？

そこで今回は、栄養素やおすすめの食べ物に注目した日焼け対策をご紹介します。

すべすべの美肌を手にしてお客様に笑顔になってもらうためにも、本記事を参考に日々の紫外線対策を行ってくださいね。
 

 

紫外線対策には「ビタミンACE」

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEはそれぞれ抗酸化作用を持っており、この3つをまとめて「ビタミンACE」と呼んでいます。抗酸化作用とは老化の原因となる「活性酸素」を除去する効果のことです。

紫外線を多く浴びると、肌では「活性酸素」が多く生み出されます。これがシミやたるみ、しわの原因となってしまうのです。肌の老化を抑えるためにも、ビタミンACEを積極的に摂りましょう。

 

ビタミンA

ビタミンAは目や粘膜の健康を保ったり、抵抗力を強くしたりする栄養素です。動物性食品に含まれるほか、緑黄色野菜にはビタミンAのもととなるβカロテンが多く含まれています。また、ビタミンAは脂溶性のため、油と一緒に摂ることで吸収がよくなります。炒め物にしたり、ドレッシングをかけたりするといいでしょう。

◎ビタミンAを多く含む食べ物

レバー、うなぎ、バター、たまご、にんじん、かぼちゃ、モロヘイヤ、ほうれん草など

 

ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な栄養素です。そのほかにも鉄の吸収を高めたり、免疫力を上げたりとさまざまな効果が期待できます。また、皮膚のメラニン色素の生成を抑える働きもあるので、日焼けケアにはうってつけです。ただしビタミンCは熱に弱いので、新鮮な野菜はなるべく加熱せずに食べるのがおすすめです。

◎ビタミンCを多く含む食べ物

パプリカ、ブロッコリー、いちご、キウイフルーツ、レモン、じゃがいもなど
 

ビタミンE

ビタミンEは特に強い抗酸化作用を持つことから「若返りのビタミン」ともいわれています。シミやしわを予防したり、血中のコレステロールを減少させたりする効果が期待できるでしょう。さらに美容面では肌のバリア機能を高めて紫外線から肌を守り、新陳代謝を高めてシミやそばかすをできにくくします。

◎ビタミンEを多く含む食べ物

たまご、うなぎ、アーモンド、かぼちゃ、アボカド、大豆など

 

おすすめ食材は「トマト」と「うなぎ」！

紫外線のダメージには「トマト」と「うなぎ」が最適。どちらも夏に食べるイメージですが、実は日焼けケアにもってこいなのです。

 

トマトはリコピンが豊富

トマトに含まれるリコピンは強い抗酸化作用を持ち、その効果はビタミンEの100倍ともいわれています。肌は年齢に伴い老化しますが、紫外線を浴びることでも肌は老化していきます。リコピンは紫外線による老化を防ぐ作用があると期待されている栄養素です。

トマトを積極的に摂ることで日焼けによる赤みや炎症を抑えるほか、コラーゲンの減少を抑える効果が期待できます。

リコピンは調理によって吸収率が高まるので、生のトマトよりもケチャップやトマトジュースを摂るようにしましょう。

 

うなぎはスタミナがつくだけじゃない

土用の丑の日に食べるうなぎは、スタミナアップだけでなく、ビタミンAやビタミンEが豊富で紫外線対策に適しています。

さらに鉄やカルシウムなど女性が不足しやすい栄養素も豊富に含んでいるのです。ただし、ビタミンAは過剰症の心配があるので、食べ過ぎには注意。特に妊娠中の女性は胎児に影響を及ぼす可能性があるので、十分注意してくださいね。

 

朝にミカンはNG！？

みかんをはじめとする柑橘類は、ビタミンCが豊富で肌にも良さそうなイメージがあります。しかし、朝食に食べると、逆にシミができやすくなるのをご存知ですか？　みかんには「ソラレン」という成分が含まれており「光毒性」の性質を持ちます。

光毒性とは光によって活性化し、肌の紫外線への感受性を高めてしまう性質のこと。ソラレンは摂取してから2時間後にもっとも活発化しますので、朝食にみかんを食べると日中の紫外線から受けるダメージを大きくしてしまうのです。

ビタミンCを多く含むのは事実ですが、食べるタイミングには注意が必要です。

◎ソラレンを多く含む食べ物

みかん、レモン、グレープフルーツ、キウイフルーツ、アセロラ、いちじくなど

 

体の内側からもしっかり日焼けケアを！

「日焼けケア」と思うと、日焼け止めや日傘など外側からの対策に目が行きがちですが、今回ご紹介したように内側からのケアも大切です。

ぜひ当記事を参考にして、お客様に喜んでもらえる美肌を手に入れてくださいね。

 

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