秋に旬を迎えるさつまいも。甘くてホクホクとした食感は女性人気が高く、スイーツやおかずなど幅広い料理に使えます。日常的によく食べるという方も多いのではないでしょうか。

そんなさつまいもですが、実は健康食品としてその栄養に注目が集まっているのをご存知ですか？今回はさつまいもの栄養やおすすめの食べ方について紹介します。

 

実はスーパーフード？  さつまいもの魅力

さつまいもはその甘さから「糖分が多くて太りやすい」というイメージがあるかもしれません。しかし糖質以外にもさまざまな栄養素が含まれており、体に嬉しい効果も期待できます。

 

エネルギー源になる

さつまいもは100ｇあたり126kcalとほどよくエネルギーを含んでいます。そのままでも美味しく食べられるため、朝食や間食など素早くエネルギーを補給したいときに便利です。

また、白いご飯は100gあたり156kcal、食パンは100gあたり248kcalとさつまいもより高カロリーです。そのためご飯やパンをさつまいもに置き換えるとカロリーを抑えられます。

お通じ改善に効果的

さつまいもは100gあたり2.2g（皮つきの場合は2.8g）の食物繊維を含みます。食物繊維は消化されずに腸まで届いて便のかさを増やし、大腸を刺激して排便を促す効果があるのです。便秘にお悩みの方はさつまいもを食生活に取り入れてみましょう。

また食物繊維は糖の吸収を穏やかにする効果も期待できるため、ダイエットにおすすめです。

 

熱に強いビタミンCを含む

ビタミンCはコラーゲンの生成に関与する栄養素で、肌のハリを保つ美肌効果が期待できます。ビタミンCが多い食べ物としては、ピーマンやブロッコリーが挙げられます。しかしビタミンCは熱によって壊れやすく、調理方法によっては生野菜の半分ほどに減少してしまうこともあるのです。

さつまいもに含まれるビタミンCはデンプンによって守られているため、熱を加えても壊れにくいという特徴があります。

 

ポリフェノールで老化防止

さつまいもの皮にはポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があり、体内に発生した活性酸素を除去して細胞の若々しさを保つ働きが期待できます。シミやしわなどを予防したい方にもさつまいもはおすすめの食べ物なのです。

 

カリウムでむくみ解消

さつまいもには100gあたり480mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内に滞った余計な水分を排出する働きがあり、血圧を下げたりむくみを解消したりする効果が期待できます。

このように、さつまいもは女性にとってうれしい効果をもつ栄養素をたくさん含む食べ物です。

 

さつまいもの栄養を効率よく摂る方法

さつまいもに含まれる栄養素を効率よく摂るためには、以下のポイントに注意しましょう。

 

皮はむかずに食べる

さつまいもの皮にはアントシアニンというポリフェノールが多く含まれています。皮をむいて捨ててしまうと、ポリフェノールのほとんどを捨てることになるのです。さつまいもご飯や大学芋、煮物などを作るときはなるべく皮は残して調理するようにしましょう。

ただし皮には泥などの汚れが付着している場合があるので、しっかり水洗いしてから料理に使いましょう。

 

長時間水にさらさない

ビタミンCやビタミンB6などの水溶性ビタミンは、水に溶けだしやすいという特徴があります。アク抜きのためにさつまいもを水にさらすこともありますが、その際はさらす時間を10分程度に抑えましょう。

 

 

さつまいもの簡単おすすめレシピ

それでは最後に、さつまいものおすすめのレシピを紹介します。

 

ホクホクで美味しい！さつまいもご飯

材料（2合分）

●お米　2合

●さつまいも　1本

●白だし　90ml

●黒ごま　お好みで

 

作り方

1.米を洗ってざるに上げておく

2.さつまいもを1.5㎝角に切り水にさらしてアク抜きする

3.炊飯器に米と白だしを加え、2合の目盛りまで水を入れる

4.3にさつまいもを加え、通常モードで炊飯する

5.茶碗に盛り付けお好みで黒ごまを振る

 

炊飯器で炊くだけでできるさつまいもご飯。さつまいも本来の甘みとホクホク感が手軽に味わえる一品です。さつまいもは食物繊維が含まれ白いご飯よりも腹持ちがいいため、ダイエット中にもおすすめです。

 

電子レンジで作れる！さつまいもとツナのサラダ

材料（2人分）

●さつまいも　1本

●玉ねぎ　1/4個

●ツナ   1缶

●マヨネーズ  大さじ2

●塩こしょう  少々

 

作り方

1.さつまいもを1cm角に切り、水に10分ほどさらしてアク抜きする

2.玉ねぎをみじん切りにして水にさらす

3.水気を切りラップをして電子レンジ(600W)で3分加熱する

4.3に水気を切った玉ねぎを入れ、マヨネーズと塩こしょうで和える

5.粗熱が取れたらツナを加えてさらに混ぜ合わせる

 

電子レンジだけで簡単に作れるサラダのレシピです。ツナが入っているためタンパク質も補えます。作り置きしておけば、もう一品欲しい時にも便利です。

 

さつまいもを食べて美味しくダイエット！

今回はさまざまな栄養素が含まれる秋の味覚、さつまいもについて詳しく解説しました。甘く美味しいさつまいもですが、食物繊維やポリフェノールなどを含むスーパーフードとしても注目を集めています。

この秋はさつまいもを上手に取り入れて、便秘によるぽっこりお腹を解消できるといいですね。魅力的なボディラインを手に入れて、お仕事を頑張りましょう！

 

 

 

 

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