働く女性は体力勝負の毎日です。しかし暑い日が続くと「なんとなく体がだるい」「やる気が出ない」など、夏バテに悩む方が増えます。実は「栄養バランスの偏り」が夏バテになる原因の1つと言われているのです。

そこで今回は夏バテを撃退し夏を乗り切るための食事について、詳しく解説していきます。夏が本格化する前に、ぜひ参考にしてみてくださいね！

 

夏バテって？

まずは夏バテについて簡単に確認しておきましょう。

 

夏バテの症状

夏バテは暑い日が続いたときに、体に以下のような不調が現れることを言います。

⚫️体がだるい

⚫️疲れが取れない

⚫️体に力が入らない

⚫️頭がぼーっとする

⚫️頭痛

⚫️眠れない

 

人によって症状はさまざまで、「こうなったら夏バテ」という明確な定義はありません。

 

夏バテの主な原因

夏バテの主な原因は以下の通りです。

・体力の消耗

・屋外と室内の温度差

・食欲不振

・脱水

・栄養バランスの偏り

 

暑い夏は体力を消耗しやすい季節です。気温の高い室外とエアコンの効いた室内を出入りすることで、自律神経が乱れ、体に不調が現れるようになります。

 

また夏に食欲が落ちるという方も少なくありません。食事は体を動かすエネルギーの源。エネルギーが不足していると、体がだるく感じたり、頭がぼーっとしたりしてしまいます。

加えて暑い季節はアイスクリームやそうめんなど、冷たくてさっぱりしたものを食べたくなりますよね。しかし冷たい食べ物ばかり食べていると、胃腸が冷え、お腹を壊してしまうこともあるでしょう。栄養バランスも偏りやすくなるため、ますます夏バテに拍車をかけてしまうのです。

 

5つの食材でバテ予防の食事を摂る

それでは夏バテ予防におすすめの食べ物を紹介していきます。

1.豚肉

豚肉には疲労回復効果のあるビタミンB1が豊富に含まれています。女性が不足しがちなたんぱく質も豊富なため、ぜひ取り入れたい食べ物です。食欲があまりないという方は、冷しゃぶにしてポン酢でさっぱりと食べるのはいかがでしょうか。スタミナたっぷりの豚丼にするのもおすすめですよ。

2.ニラ

ニラには「アリシン」という成分が含まれていて、ビタミンB1の吸収を助ける効果があります。ビタミンB1が豊富な豚肉・うなぎ・玄米などと組み合わせて摂ると、夏バテ予防効果を高めてくれるでしょう。アリシンはねぎやにんにくにも含まれているため、上手に取り入れてみてください。

3.梅干し

梅干しには「クエン酸」が含まれています。ビタミンB1と同じく疲労回復効果があるとされているため、夏バテ予防にはぴったり。酸味のあるすっきりした味わいなので、食欲の落ちやすい夏でも食べやすいのではないでしょうか。和え物やパスタの風味付け、おにぎりの具などに活躍します。

4.トマト

夏野菜のトマトは体を冷やす効果があり、水分をたっぷり含むため水分補給に役立ちます。またビタミンCやリコピンが豊富に含まれており、紫外線のダメージを受けやすい夏の肌ケアにも効果的です。夏のトマトは冷やして切って、そのまま食べても美味しいですよね。カレーやスープなどに加えるのも食べやすくておすすめです。

5.豆腐

豆腐は低カロリー・低脂質でありながらたんぱく質が豊富な食べ物です。たんぱく質は筋肉や皮膚など、私たちの体をつくる主要な成分ですが、食欲が落ちやすい夏は不足しやすくなります。豆腐ならカロリーの気になる女性でも取り入れやすく、値段もリーズナブル。冷奴・味噌汁・サラダなど、メニューにも手軽に取り入れられます。

 

夏バテ予防のための食事法

最後は夏バテ予防のために実践したい食事法についてお伝えします。

1日3食しっかりとる

暑さのせいで食欲がわかず、食事を抜いてしまう方がいます。しかし食事を1食でも抜いてしまうと、必要な栄養素が摂り切れません。するとますます体がだるく感じたり、疲れやすくなったりすることも。1日3回の食事は習慣づけが大切です。まずはヨーグルトや果物など、食べやすいものから食事を摂るように心がけてみましょう。

偏った食事にならないよう注意

先ほど夏バテ予防におすすめの食べ物を紹介しましたが、そればかり食べるような極端な食生活はやめましょう。いくら夏バテにいいとはいえ、そればかり食べていては栄養バランスが偏ってしまいます。さまざまな食品をまんべんなく食べることが大切です。例えば夏に食べる機会の多いそうめんですが、それだけでは栄養素が不足しています。豚肉の冷しゃぶをのせる、薬味にねぎを添えるなど、メニューを工夫してみましょう。

温かい料理も取り入れて

夏は冷たい食べ物を食べたくなりますよね。しかし冷たいものばかり食べていると、自律神経が乱れる原因に。疲れやすくなったり、胃腸の働きが弱くなったりして夏バテになりやすくなります。スープや味噌汁などの温かい料理を取り入れるようにしてみましょう。飲み物もなるべく温かいものか常温のものを飲むのがおすすめです。

 

食事でバテない体を作りましょう

今回は夏バテ予防におすすめの食べ物や、意識したい食事法について解説しました。豚肉やトマトなど元気の出る食べ物を取り入れて、おいしく夏バテ予防をしていきましょう。また冷たい食べ物ばかり食べていたり、食事が偏ったりと、無意識の習慣が夏バテの原因になっているかもしれません。ぜひ暑い夏を迎える前に、自分の食習慣を見直してみてくださいね。

 

 

 

 

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