冬には多くのフルーツが旬を迎えます。しかし一年中さまざまなフルーツが店頭に並んでいるため、どれが旬なのかいまいち分からないという方も多いのではないでしょうか。旬の果物はみずみずしくて甘みがあり、栄養素もぐっと高くなるためぜひ食生活に取り入れたいものです。

今回は冬が旬のフルーツに含まれる栄養素とその効果について解説します。おすすめの摂り方についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

冬が旬のフルーツとその効果

まずは冬が旬のフルーツについて、多く含まれる栄養素やその効果と併せて紹介します。

 

いちご

甘酸っぱい味わいと可愛らしい見た目から女性人気の高いいちご。クリスマスシーズンにも需要が高まるいちごは、冬から春にかけて旬を迎える果物です。いちごにはビタミンCが100gあたり62mgと豊富に含まれています。

ビタミンCは優れた抗酸化作用を持つ栄養素です。抗酸化作用とは体内で発生する活性酸素を除去する働きのことで、老化防止や美肌効果が期待できます。またいちごは「葉酸」も豊富です。葉酸とは血液を作るのに必要なビタミンであり、女性が積極的に摂取したい栄養素の1つです。

 

みかん

みかんというと「温州みかん」のことを指すのが一般的です。小ぶりな大きさで皮が手でも簡単に剥けるため、おやつや食後のデザートとしても取り入れやすいでしょう。「冬はこたつでみかん」というイメージが定着しており、冬が旬のフルーツといえばみかんを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

みかんにはビタミンCが100gあたり32mgと多く含まれています。またみかんの果肉を包む薄皮や白いスジには、腸内環境を整えるペクチンや血行を良くするポリフェノールが含まれています。薄皮が苦手で取り除いている方もいるかもしれませんが、できればそのまま食べるのがおすすめです。

 

りんご

りんごは10月から2月にかけて旬を迎えます。スーパーでは一年中見かけますが、旬のりんごはみずみずしくてシャキッとした食感が楽しめますので、ぜひ味わってみてください。りんごは品種がたくさんあります。品種によって味わいや食感が異なるため、お気に入りの品種を見つけてみましょう。

りんごには食物繊維が多く含まれています。食物繊維には腸内環境をよくして、便通をスムーズにする効果があるため、便秘気味の女性におすすめです。また100gあたり54kcalと低カロリーかつ腹持ちがいいため、ダイエットの強い味方にもなります。

 

キウイフルーツ

あまり知られていませんが、キウイフルーツは冬に旬を迎える果物です。ただしニュージーランドなど外国産のキウイフルーツは夏から秋にかけてが旬となるため、冬に購入するときは国内産のキウイフルーツを選ぶといいでしょう。

キウイフルーツにはビタミンC・ビタミンE・食物繊維などが含まれ、肌をきれいに保ちたい女性にはおすすめの果物です。またとくにカリウムが多く含まれており、体の中に余分に溜め込まれた水分を外に排出する効果が期待できます。むくみや高血圧に悩んでいる方は、キウイフルーツを取り入れてみましょう。

 

レモン

きりっとした酸味が特徴のレモンも冬が旬の果物です。レモンは酸味が強く一度に大量に摂取するのが難しいため、料理の風味付けや飲み物などに入れてこまめに摂るようにするといいでしょう。レモンといえばビタミンC！のイメージ通り、100gあたり100mgと豊富なビタミンCが含まれています。

またレモンにはすっぱさのもとである「クエン酸」が豊富です。クエン酸には疲労回復効果があるため、疲れた時にもおすすめです。

 

 

寒い冬にもおすすめ！おすすめの摂り方

ここからは寒い冬でも実践しやすいフルーツの摂り方をご紹介します。

 

コンポートなど温めて食べる

フルーツはそのまま食べる方が多いと思いますが、種類によっては体を冷やしてしまうものもあります。気温が下がって体が冷えやすい冬の時期は、なるべく温かいものを食べたいですよね。そんなときはコンポートやホットフルーツなど、フルーツを温めて食べてみましょう。生のままとは違った新しい味わいが発見できるかもしれません。

 

柑橘類は鍋や麺類の薬味にぴったり！

レモンやゆずなどの柑橘類は、鍋や温かいそば・うどんなどにちょい足しすると風味を変えて楽しめます。果汁を入れてもいいですし、皮を削って加えることもできます。またホットレモンやフルーツティーなど、温かい飲み物にアレンジするのもおすすめです。

 

お菓子の代わりに果物を食べよう

間食についついお菓子に手が伸びてしまうという方は、お菓子を果物に置き換えてみてはいかがでしょうか。たとえばシュークリームやドーナツなどは200〜300kcalくらいですが、みかん1個は50kcal弱。脂質やカロリーが低いわりに、水分を含むため満足感が高く、ダイエットにはうってつけです。

ただしいくらカロリーの低いフルーツでも食べ過ぎればカロリーオーバーとなり、太る原因となってしまいます。りんごなら小さめのものを1個、みかんなら中くらいのものを2〜3個にとどめ、摂り過ぎには注意してください。

 

 

体調を崩しやすい冬は旬の果物を取り入れて元気に美しく！

今回は冬が旬の果物について、効果やおすすめの摂り方を紹介しました。中には冬のイメージがない果物もあったのではないでしょうか。気温の下がる冬は体調を崩しやすい季節でもあります。果物に含まれるビタミンやミネラルを補給して、元気に美しくお仕事をがんばりましょう！

 

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