「二重だったら良かったのに」「もっと痩せたら綺麗になるかな」…。

SNSが普及し溢れる情報の中にいると、他人と自分を比較してしまいやすくなります。その結果、コンプレックスを強く感じやすくなってしまうのです。特に容姿。身長が高すぎる・低すぎる、太っている、胸が小さい、胸が垂れている、目が小さい、一重、鼻が低い、体毛が濃い、エラが張っているなど、女性は特に顔のパーツで悩みを抱える方が多いでしょう。

現代、求められている美は、ディテールの世界になっています。これまで「女優の◯◯さんのような顔になりたい」と漠然としていた願望が、「鼻を数ミリ高くしたい」「二重の幅を数ミリ広くしたい」など、細かくこだわるようになりました。

また、ここ数十年で美容医療が急速に発達。施術の幅が広がり、効果も高くなり、美容医療へのハードルが低くなっています。そのような現代で、私たちはどのように体や顔のコンプレックスと向き合っていけば良いのでしょうか。

 

体や顔のコンプレックスと向き合う方法

 

1.自分のコンプレックスは、流行りに左右されていないか

「アヒル口」「Ｖライン（顎周り）の細さ」「Eラインのバランス」など、自分のコンプレックスが世の流行りと異なるためにコンプレックスになっていないかどうか、冷静に判断しましょう。

国や時代、文化が違ってもコンプレックスになるのか？小さい時から気になっているのか？もしくはSNSの影響や誰かに言われてコンプレックスになったのか？流行が変われば気にならなくなるのであれば、それは本質的なコンプレックスではないのです。

 

2.自分のコンプレックスを客観的に見る

「本当に悩むべきものなのかどうか」「他人が同じ特徴を持っていたらどう思うか」自分では非常に気になっている部分も、他人は何とも思っていない、気にもなっていない、むしろ魅力的に見えている場合もあります。

SNSやメディアには理想的な顔や体型のイメージが溢れていますが、実際には誰しも何らかのコンプレックスを持っているのです。

 

3.自分のチャームポイントを探す

コンプレックスばかり気にするのではなく、自分のチャームポイントにも目を向けてみましょう。「肌が綺麗と褒められる」「声が心地いいと言われた」など、他人に褒めてもらった事がある部分を思い出してみましょう。見つかった魅力をさらに磨く事で、自信に繋がります。

また、当たり前過ぎて気付かない魅力が、他人からはハッキリと見えている事もあります。信頼できる人に「私のチャームポイントは何だと思う？」と聞いてみてください。思ってもみない答えが返ってくるかもしれません。

 

4.変えられるものは変える、変えられないものは受け入れる

メイクでフォローできる、美容医療で変えられる部分であれば、行動すれば良く、身長や骨格など変えられない部分は「これが自分の一部なんだ」と潔く認めて、受け入れるしかないのです。

「こうだったら良かったのに」と考える時間が無駄であり、ストレスが溜まり、自己肯定感を下げてしまいます。コンプレックスの活かし方を見つけてみましょう。

 

5.コンプレックスを強みに変える

コンプレックスな部分を欠点ではなく個性と捉えてみませんか？個性は自分の武器にもなります。個性的な部分があるからこそ、人に覚えて貰いやすくもなるのです。

例えば、顔にある大きく目立つホクロがあるとします。本人は気になってレーザーで取ろうと思っていても、周りにはそのホクロをセクシーだと感じている人、個性的で良いなと思っている人、そのホクロ＝「◯◯さん」だと覚えた人もいるのです。一見、マイナスに見える事も、角度を変えればプラスになっている事もあるのです。

 

美容医療施術の注意点

 

最初は「ごく自然なナチュラルさ」を目指していても、ここもあそこも気になるようになり、「とことん」を追求し始める。いわゆる「やり過ぎ」に繋がり、人の自然な顔から離れてしまう事もあります。一度切ったもの、削ったものは元には戻せません。黒目にひと回り大きなカラコンが入っていないと不自然なほど目頭と目尻を切ってしまえば、カラコンなしの人生には戻れなくなります。

それでも「今が一番大事な時だから」と未来に起こり得る事態を予想出来ない方がいます。カラコンの流行が終わり、周りが自然な瞳に戻した時、どうするのでしょうか。白内障や緑内障となり手術が必要でカラコンが出来なくなった時、どうするのでしょうか。「切り過ぎなければ良かった」と、やり過ぎを後悔しても遅いのです。

 

＜美容医療を受けようと考えている方へ＞※以下、消費者庁から抜粋

【どんな施術を行うのか、きちんと説明を受けましたか？】

美容医療などの施術を受ける場合は、医師などから以下の項目について十分な説明を受けたかどうか確認しましょう。説明を受けていない場合や、ほかに心配なことがある場合、希望していない施術を勧められた場合などは、改めて医師などから十分な説明を受けた上で、もう一度よく考えてから施術を受けるか決めましょう。

Check1.使用する薬などがどのようなものなのか、自分でも説明できますか？

Check2.効果だけではなく、リスクや副作用などについても知り、納得しましたか？

Check3.ほかの施術方法や選択肢の説明も受け、自分で選択しましたか？

Check4.その施術は「今すぐ」必要ですか？最後にもう一度、確認しましょう。

 

最後に

ありのままの自分を認めて受け入れる事も大切ですが、自分が自分らしくいられるためにコンプレックスをなくす努力をする事も大切です。なぜなら、コンプレックスを解消する事によってポジティブな気持ちになり、自信にも繋がるからです。

そのため、実際に綺麗になったかどうかよりも、「綺麗になった！」「自分をもっと好きになった！」と実感して得られる幸せの方が大事だったりするのです。自分の人生を自分で切り開いていく強さは美しく見えるものですよ。

 

 

 

 

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