こんにちは。元風俗嬢の寧々です。現在はライター兼占い師としても活動しています。

 

私の風俗嬢時代は、大衆店を経て高級店に移籍しました。そこで出会った富裕層のお客様は、大衆店にいた方々とは大違い。派遣先も、今まで見たことがない豪邸や高級ホテルにお呼ばれすることばかりで、初めは戸惑ったことを覚えています。

 

この記事では「富裕層」のお客様を接客する際に、私が意識していたことをお教えします。身だしなみやマナーなどの外見も大切ですが、言葉遣いや話し方など、女性らしい内面を求められるのです。

 

お客様が求めるものを身につける

高級店のお客様が女性に求めるのは、教養と品です。私が移籍した際、お客様から「高級店の女性は会話がきちんとできるし、中身のあるまともな方が多い」と言われたのがすごく印象に残っています。

 

「教養」と「品」そして「まとも」と言われても初めはなんのことを言っているのかよくわかりませんでしたが、後々にそれは「世間とのズレが少ないこと」だと解釈することができました。

 

いわゆる風俗嬢や水商売の女性は、一般社会の女性とは異なり、外見や女性的魅力でいつも勝負をしています。

着飾ること、綺麗でいることに注力し、そこに時間とお金の多くをかけると、どうしても世間の常識からズレてしまうのです。

 

また知識が偏ると、世間の常識も失ってしまいます。

 

私も実際に、精神年齢が実年齢に追いつかないままアラサーやアラフォーを迎えてしまった感覚があります。

 

風俗以外の知人や全く違う業界の方と接したとき、私の世間知らずさが露呈し、恥ずかしい思いをしたこともあります。

 

一般常識を知ろうとする努力、またニュースを見て世間を知るだけでもかなり違います。移動時間や空き時間を利用して世間との距離を大切にしてくださいね。

 

趣味や目標がお客様を惹きつける

特技や趣味、目標を持っている方は、それを武器にすることができます。読書やスポーツなど、なんでも大丈夫です。

 

私が在籍していたお店には、ゴルフや競馬が好きな女性がいて、彼女たちはその趣味を存分にアピールして、同じ趣味のお客様を惹きつけていました。

 

風俗以外に一生懸命なことがあると、お客様との会話が豊かになり、印象に残る存在になれるのです。

 

かくいう私もこれといった特技や目標もなく風俗嬢を続けていました。しかし、ライターとして独立したいという夢を持ったとき、本指名のお客様がそれを応援してくれたのです。

 

お会いするといつも「仕事はどう？」と気にかけてくださいました。

 

このように社会との接点がある女性は男性が気にかけやすく、それを応援してくれる方も現れるのです。

 

敬語は基本中の基本！でも、トーンとテンポが大切

お客様の前では敬語を使うのが基本ですが、丁寧に敬語を使いすぎると硬い印象を与えることがあります。

個人的には「です」「ます」を基本とした、一般的な丁寧語が使えれば問題ありません。

 

実は私はとても緊張しやすい性格です。そんな私に対し当時働いていたお店のスタッフさんが「声のトーンを普段よりやや低めにしてゆっくりと話してみるように」とアドバイスをくださいました。

 

そうすることで、自然と落ち着いたセクシーな雰囲気が漂うとのことで、その日から早速試してみました。

 

今思えば、これはとても理にかなっています。例えばアニメのセクシーなキャラクターを思い浮かべてみてください。

ルパン三世の「峰不二子」やワンピースの「ニコ・ロビン」などが良い例です。彼女たちは低めのトーンでゆっくりと話しているのが魅力的ですよね。

 

とくに緊張しているときは、話すテンポが速くなり、声も高めになりがちです。「今日は緊張しているな」と思うときこそ、テンポとトーンを意識してみてください。それだけで、あなたの魅力がぐっと引き立ちますよ！

 

身だしなみの細かな気遣い「香り」について

服装や髪型は在籍する店舗イメージに合わせることが重要ですが、身だしなみの気遣いで気をつけたいのが「香り」です。

 

お客様の中には「香り」に敏感な方も多く、一般的に良い香りとされるものでも、このお仕事の場ではNGになることが多いです。

 

とくに注意が必要なのは「髪の香り」で、特に美容院に行った直後は要注意です。できるだけ、お仕事前のヘアケアは控えた方がいいでしょう。

 

もちろん香水も控え、お風呂で入浴剤などを使用する際は「無香料」のものを選ぶのがマナーです。

 

自分らしさでお客様を魅了する

いかがでしたでしょうか。今回は富裕層のお客様を意識した接客のノウハウをお教えしました。外見の気遣いや内面のこと、さらには接客中の気遣いまで、求められることが多いですよね。

 

ただし「こうしなきゃ」「ああしなきゃ」に捉われてしまって、あなたらしさを失うことが1番よくありません。そうならないように、自分らしい接客を追求してくださいね。

 

 

 

 

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