“女性を大切”にする運営 面接対応からも感じる“真の高級店”の流儀
2025/06/30
2025/06/30
キャンペーン
#エレガンスプロジェクト
#お店の探し方
#高級デリヘル
引用:pixabay
「はぁ~……」
出勤のたびに、このラブホテル街を歩くのって嫌だな…。
私の名前は岡本理沙、20歳の大学生です。
先月までカラオケボックスでアルバイトをしていましたけど、「もっと効率の良い仕事があるから」と、友人の和美にデリヘル店を紹介してもらい、今月から働き始めました。
大学を卒業したあとに奨学金の返済が始まるので、今のうちから少しでも貯金しておきたかったのです。
でも…、毎回出勤のたびにこの新宿のラブホテル街を歩くのは嫌でした。
事務所があるから仕方ないんですけど、通行人のオジサンたちはチラチラ見てくるし、先日は驚いたことに「ねぇ、君いくら?」なんて突然声を掛けられたんです。
ホントに失礼でしょ!?
でも、この辺を歩いている女の子って、ほとんどが風俗嬢だから仕方がないのかな…。
「ふぅ~…」
やっと、お店に到着!
「店長、おはようございます!」
「あ、おはよう!由美ちゃん今日は19時から予約入ってるからね」
「わかりました」
由美っていうのは私の源氏名です。
店長に挨拶をした後、事務所の奥にある待機部屋に向かうのですが、ここでも気が重い…。
なぜなら、うちの店は集団待機だからです…。
「あ、由美ちゃんおはよう!」
「おっはぁ~!」
「おはようございます…」
先輩たちに挨拶をして部屋に入りますけど、私は友達を作りに来ているわけじゃないから正直言ってこの集団待機も苦手なんです。
だって、本当は待機の時間は勉強したいのに、話しかけられると出来ないから…。
それなのに、フレンドリーに話しかけてくる先輩たちは結構多いです。
「由美ちゃん、このワンピースどう?昨日買ったんだけど似合ってるかな~」
「あ、似合ってますよ~♪」
「ありがと~!」
「由美ちゃん、ネイルしてあげよっか?」
「あ、大丈夫です、ありがとうございます。」
(本当に落ち着かない場所だ…、これじゃあ勉強なんてできないよ…)
私が働いているこのお店はデリヘルとホテヘルの併設店で、お客さんが受付所に来て精算を済ませたあとに近くのラブホテルに入って、女の子を待つホテヘルのパターンと、電話で注文したあとに自宅やホテルの部屋で女の子を待つデリヘルのパターンがあります。
ちなみに、私の19時の予約はホテヘルのパターン。
(また、ラブホテル街を歩いて移動しないといけないのか…)
そうなんです。
デリヘルなら車で送迎してもらえますけど、ホテヘルの場合は目の前がラブホテル街だから自分で歩いて行かないといけないのです…。
そして、仕事が終わる時間が、終電に間に合わないときはドライバーさんが自宅まで送ってくれるんですけど、もし間に合うときは自分で電車に乗って帰ることになります。
午後11時30分。
今日も無事に仕事が終わりました。
私の収入は25,600円でした。結局60分のお客様が2名だったからこの金額になります。店長に教えてもらったんですけど、入店して一ヶ月間は、16,000円の収入額は12,800円。2名のお客様ですから25,600円ってことになるようです。
正直言って、カラオケボックスでアルバイトするよりもかなり効率はいいのでお給料には満足しています。同じ6時間働いたとしても、4倍以上に跳ね上がりましたから。
ただ、最近はお店を移ろうかと考えているのです。
なぜなら、その理由は3つあります。
1.ラブホテル街を歩いて出勤したくない
2.集団待機だから勉強ができない
3.入店一ヶ月の80%バックがそろそろ終わる
という理由からです。
紹介してくれた和美には悪いと思いましたけど、正直な気持ちを電話で伝えました。
「和美、せっかく紹介してくれたのにゴメンね…」
「いいのいいの、でも辞めちゃうのか…、寂しいけど仕方ないよね…。あっ、そうだ!高級店に面接行ってみたら?理沙だったら合格するかもよ?」
「私が高級店…?それは無理だよ…」
「大丈夫だよ、理沙は可愛いから受かるって、ダメ元で行ってみなよ!」
「そ、そうかなぁ~…」
「そうそう、お給料も良くなるからさ、求人サイトにお店がたくさん載ってるからちょっと見てみて!」
「う、うん…」
引用:pixabay
こうして、いろいろと調べたあと、何店舗か面接に行ってみました。
(今度は慎重に選ばないとなぁ…)
でも、ほとんどが怪しいお店ばかりでした…。
例えば、求人広告では個室待機だと謳っているにもかかわらず、本当は集団待機だったり。事務所まで駅から5分と表記されていたとしても、実際に歩いてみると15分以上かかったり。
面接官がスキンヘッドの強面で怖かったり…。
とにかく、安心して働けるようなお店がなかなか見つかりませんでした。
それから、数週間経ったある日。
和美から携帯に着信がありました。
「もしもし、理沙?お店決まった?」
「それがまだなの…」
「そっか~、あのさ、私の知り合いで高級店で働いていた女の子がいるんだけど、そこに面接行ってみなよ。」
「…えっ?」
「少し話を聞いてみたんだけどね、多分理沙の希望を全部叶えてるようなお店なんだ」
「そ、そうなの?」
「うん、個室待機だし、ホテル街を歩く必要もないし、収入も驚くほど高いんだって!」
「そうなんだ…、ねぇ、和美も一緒に面接に行かない?」
「私は無理だよ、店長と付き合ってるし、彼を裏切れないよ……」
「そ、そっかぁ…」
「うん…、それに歌舞伎町が好きだからね~」
「わかった、行ってみる…、なんていうお店?」
「あのね、マダム麗奈って店なんだけど、虎ノ門にあるらしいんだ」
「虎ノ門って、オフィス街じゃない?」
「そう、そこに事務所も待機所もあるんだって」
「へえ~…」
「とりあえず、電話番号聞いといたから今からLINEで送るね~!それじゃあね!」
「あ、ありがとう…」
私は和美に教えてもらった番号に電話を掛けて面接の予約をしました。
引用:pixabay
「あ、このビルだ!本当に駅から徒歩1分なんだ…」
面接の時間は17時からだったんですが、少し早く到着したので、周りを散策しました。
お洒落なカフェもあるし、コンビニも銀行もあって、歌舞伎町のラブホテル街と比べて空気が淀んでいません。
(いい街だな~)
私はすっかりこの街が気に入りました。
「あ、そろそろ時間だ。」
ビルのエレベーターに乗って、指定されたフロアに向かいます。
到着すると、入口に受付があったので、インターホンを押しました。
「あ、あの、面接に伺いました岡本と申します」
すると、すぐにスーツを着た20代くらいの男性が出迎えてくれて面接室へ案内してくれました。
(はぁ~、緊張するなぁ~)
「どうぞ、こちらにお掛けください」
「はい、ありがとうございます。」
「お飲み物は何にされますか?」
その男性は私にドリンクメニューを見せてくれました。
(えっ?、すごい、ドリンクメニューなんてはじめて…)
ホットコーヒー、アイスコーヒー、レモンティー、ミルクティー、麦茶、ほうじ茶、烏龍茶…、いろいろありましたけど、私が選んだのは麦茶です。
「あの、じゃあ麦茶をください」
「わかりました」
その男性は一度、部屋から出て行ったあと、麦茶を持って戻ってきました。
「どうぞ、こちら麦茶になります」
「ありがとうございます。」
「それでは、面接官が参りますので、こちらの面接シートをご記入いただき、しばらくお待ちください」
「は、はい…」
若い男性は部屋をあとにしました。そして、しばらくすると面接官が入ってきました。
「こんばんは、はじめまして、近藤です。」
「あ、こんばんは、岡本理沙と申します。本日は宜しくお願いいたします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。場所はすぐに分かりましたか?」
「はい、地図アプリに住所を入力したので、迷いませんでした」
「そうでしたか、それは良かったです」
「はい…」
(高そうなスーツ、清潔感があって礼儀正しい。年齢は30代後半かな…?でも、誠実で真面目そうな人でよかった…)
こうして、面接が始まりました。
私は質問されたことに正直にお答えしました。
そして。
今、働いているお店を辞めようと思っている理由。いくつか面接にいったけど決められなかったこと。学生であること。400万円の奨学金を出来るだけ早く返済するために頑張りたいこと。もし、採用になったら一日6時間くらいしか働けないけど、週に3日くらいは出勤したいことなどもお話ししました。
面接官の人は親身になって私の話を聞いてくださり、とても嬉しかったです。
「なるほど、そういうことだったんですね…。ちなみに、うちは個室待機だから安心してください。もしよろしければ、今から見にいきますか?」
「えっ?いいんですか?」
「はい、どうぞ、ご案内します」
二人でエレベーターに乗って、上のフロアまで移動しました。
降りてみると、ワンフロアすべてが待機場所です。
白を基調にしたデザイン…、広くて静か、そしてやさしいアロマの臭いがしました。
「綺麗なところですね…」
「はい、うちはワンフロアすべてをレディ専用の個室待機にしていて、PCが設置されているスペースや、ドレッサー、ドリンクバー、鍵付きロッカー、冷蔵庫、電子レンジ等も完備してます。」
「凄いですね…」
「ありがとうございます。衛生管理も徹底していて、整理整頓は当たり前、常に清潔感を大切にしているので毎日綺麗に掃除しています」
「入口にもちゃんと、アルコール消毒液が置いてますね…」
「はい、感染症の予防になりますからね。奥まで行ってみますか?」
「はい」
個室が両サイドに沢山あって、中央の通路を奥まで進んでみると、全面ガラス張りの窓からは虎ノ門の街が一望できました。
(すごい景色…、今のお店と比較するとレベルが全く違う…)
待機フロアを見せてもらった私は、再度面接している部屋まで戻り、マダム麗奈グループの魅力をご説明いただきました。
以下にまとめておきます。
1.創業20年以上の歴史と伝統のある完全会員制の高級派遣クラブ
2.総会員数が10万人以上
3.完全個室待機で快適な環境
4.顔出し不要・身バレ対策を強化
5.下着姿やヌードでの撮影がない
6.SNSや写メ日記をする必要がない
7.その日に稼いだ収入は全額日払い
8.客層は富裕層ばかり
9.終業時の無料送迎
10.STD検査代補助
11.女性講師による研修サポートあり
12.自由出勤なので学業と無理なく両立できる
女性が働きやすい環境を作るために良く考えられているなと思いました。
私は、採用していただけることを切に願い、面接官の近藤さんにお礼を言ってから、事務所をあとにしました。
どうやら、採用か不採用は明日決まるらしく、お電話いただけることになってます。
引用:pixabay
翌日の午後5時。
私の携帯に着信がありました。画面を見ると知らない番号だったのですが、通話ボタンを押して電話に出ます。
「もしもし…」
「こんにちは、昨日、面接をさせていただきました。マダム麗奈グループの近藤と申します。」
「あ、昨日はありがとうございました!」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました。今、少しお電話よろしいですか?」
「大丈夫です…」
「よかったです。あの後、社内で検討してみたのですが、岡本様を採用させていただくことになりました。」
「えっ?本当ですか!?あ、ありがとうございます!」
「はい、つきましては、入店準備のご説明もございますので、ご都合の良いときにでもお越しください。」
「わかりました!ありがとうございます!」
採用が決まった私は、嬉しくなってすぐに和美に電話をしました。
「和美!、マダム麗奈で採用が決まったよ!」
「えっ?ホント!?良かったね~!」
「うん、これも和美のおかげだよ!ありがと~!」
「いいのいいの、やっぱり理沙は可愛いから受かると思ってたんだよね~!でも良かったね、頑張んなさいよ~!」
「ありがとう!わたし頑張るから!」
「落ち着いたらまたお茶しようね~!」
「わかった!あ…、そうだ、店長に辞めるって言わなきゃ…」
「ああ、それは私から言っておくから大丈夫、心配しないで」
「そう?ごめんね、何から何まで…」
「いいのよ、それじゃあ落ち着いたら連絡ちょうだいね。」
「うん、わかった」
「またね!」
「ありがと…」
後日、再びマダム麗奈の事務所に行き、入店準備の説明を受けました。面接時の記入事項を参考に、すでに源氏名とプロフィールは作成されていました。あとは宣材用の写真撮影です。当日はメイクさんとプロのカメラマンの方が来られるらしく、それまでに撮影用の衣装を用意しておく必要があるみたいです。
一応、衣装を持っていない女の子のために、レンタル用のドレスを準備しているらしいのですが、一度撮影したら半年くらい写真変更をしないということなので、奮発してセクシーなパーティードレスを購入することにしました。
あとは、ルールブックを見ながら丁寧にお仕事の流れなどをご説明いただき、その日は解散しました。
数日後、写真撮影が終わった私はCLUBレディとしてデビューすることになります…。
引用:pixabay
デビューして三ヶ月が経ちました。
今考えると、あのとき、和美に“マダム麗奈”を教えてもらって本当に良かったと思っています。
なぜなら、完全個室待機だから時間に余裕があるときには静かに勉強できるし、オフィス街なので、出勤のときに周りの目を気にする必要もありません。
そして、驚いたのが高額な収入です。
1件あたりのお客様の単価が平均8万円くらいなので、1日6時間くらい働くと、だいたい2件から3件くらいはお仕事がいただけます。だから、私の収入は6万円~9万円くらいになるのです。
ちなみに、先月は68万円でした。
週に3日しか出勤していないし、生理休暇を1週間取得しているにも関わらずです。
これって、凄くないですか!?
当初、奨学金の返済に20年くらいはかかるだろうと思っていたのですが、このペースで行くと、2年くらいで繰り上げ返済できそうです。
さらに嬉しいことがあります。
実は、私の家は母子家庭で、母は私の大学費用と弟の私立高校の学費のためにパートを3件ほど掛け持ちしていました。
ずっと、睡眠時間が2時間で、痩せ細った母を見ることがとても辛かったです。
母のことが心配で、夜中に涙が止まらなくなったことが何度もあります。
でも、先月からはパートを1件に減らしてもらい、栄養のある食べ物、そして睡眠時間を十分に確保してもらってます。
なぜなら、私が毎月20万円を仕送りできるようになったからです。
「ありがとう、マダム麗奈…。」
高級デリヘルは創業20年以上を誇るマダム麗奈へ
この記事の執筆者
MRG LADY and STAFF
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